ネットで話題になっていて気になったサバ缶ダイエットを自分なりに2週間ほど続けてみたのですが、一向に痩せる気配がありません。痩せないどころか食べすぎてるか、体重がちょっと増えています。サバ缶だけ食べていて痩せるっていうのはやっぱり都市伝説なのでしょうか?
「普段の食事にサバ缶をプラスする」正直これだけでは効率よくダイエットはできません。サバは基本的には食材でしかありませんから、それだけ食べていて痩せるなんてことはまずありません。これはどの食材でも言えますね。サバに含まれるEPAが痩せるホルモン「GLP-1」を分泌させやすくさせるのでダイエットに効果的と言われています。ここではサバ缶ダイエットに関連したEPAの効果的な摂取法を3つほどご紹介しますので、実践してみてください。
EPAはビタミンEと一緒に摂取する
青魚特有の成分であるEPAは残念なことに酸化しやすいという性質があります。酸化するということを簡単に説明すると、そのものの働きが弱くなってしまうということ。抗酸化作用をもつビタミンEを一緒に摂取すれば、EPAがすぐに酸化してしまうのを防ぐことができます。ビタミンEはナッツ類に多く含まれていると言われているので、アーモンドや落花生などを一緒に食べるようにするといいです。例えば、サバ缶をお皿に出して、その上に砕いたアーモンドをのせて軽くお醤油をかける、といったような食べ方をするととてもいいですよ。食感がでて結構美味しくなるのでおすすめです。
ビタミンEはビタミンCとの相性もいいので、女性でお肌にも気を遣いたいという方は、サラダに砕いたアーモンドをのせたりするのもいいと思います。ビタミンCはブロッコリーやミニトマトに多く含まれています。ビタミンCはいちごやキウイフルーツなどにも豊富に含まれているので、食後にはこういう果物をデザートとして食べるといいかもしれませんね。
サバ缶は脂質が多いので1日1缶まで
サバ缶ダイエットがすごく流行っていますが、注意したいのは食べ過ぎるはNGということ。当たり前といえば当たり前なのですが、これを理解できていない人がとても多いと思います。テレビの影響力が大きすぎ、番組を見ていない人が誇張して表現してしまったのが原因で、「サバ缶=痩せる」と勘違いしている人が増えているような感じがします。
第一にサバ缶はカロリーが特に低いわけはありません。というか、むしろ高いぐらいです。また、サバ1缶に20〜40gの脂質が含まれていると言われているので、過剰に摂取してしまえば太るのは当たり前です。食べ過ぎれば、ダイエットうんぬん言っていられませんね。。なので、サバ缶ダイエットをされる場合は、1日に多くても1缶までと制限しましょう。
さらに言えば「サバ缶さえ食べていれば後は自由でもOK」なんて考えもダメですよ?本気でダイエットをしようと考えているのだれば、食事の栄養バランスを整えるようにしましょう。痩せるホルモンGLP-1には糖分の吸収を抑える働きがあると言われていますので、炭水化物であるご飯を主食としてしっかりとエネルギーを補給することが大事です。また、野菜でビタミンをしっかりと摂取し、大豆類でタンパク質を摂取、海藻類でミネラルを摂取と言った形で色々な栄養素をバランスよく取り入れることが何よりも大事になってきます。「食生活の改善なくしてダイエットは捗らない」それぐらい食生活はダイエットに深い関係を持ちます。
EPAとDHAを同時に摂取することが理想的
今回、サバ缶ダイエットで注目されたのがGLP-1という痩せるホルモンなのですが、このホルモンを増やしてくれると言われているのがEPAという青魚に多く含まれる成分です。このEPAに非常に似た青魚成分として「DHA」があることを知らない人が、サバ缶ダイエットから青魚ダイエットに入った人に多いです。DHAはマグロの目などに多く含まれる脳を活性化させる成分としてよく知られていますが、DHAとEPAはどちらも魚に多く含有され、互いに相性がいいので、相乗効果を高めるために一緒に摂取したほうがいいのです。
DHAとEPAを同時に摂取するならサプリメントがおすすめ
サバであればDHAとEPAを一緒に摂取することができます。ただ、コスト的な問題があったり、また、毎日魚を食べるのは飽きてしまうので、たとえサバ缶であってもダイエットにはあまり向いていません。そこで、今選ばれているのがDHAとEPAを配合したサプリメントなのです。サプリメントならに1日あたりのコスパもよく、さらにサバ缶のように脂質もほとんどなければ、カロリーもかなり低い、とメリットが多いです。最初はサバ缶からダイエットをはじめた人も、最近ではサプリメントに乗り換えています。現実を見据える人が増えてきたというわけですね。
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