巷で人気のサバ缶ダイエットに警鐘?!
サバ缶ダイエットの人気により、EPAという青魚に多く含まれる成分を摂取するダイエットが流行っています。ダイエットの基本は食事のバランスを見直すことなので、特定の食材を多く摂取することは好まれませんが、それでも、EPAには血液をサラサラにするなどの働きがあるので、代謝が低下している人にはおすすめの成分といえます。実際に私もEPAダイエットに挑戦しましたが、見事、体脂肪が減少し、ダイエットに成功しました。ただ、EPAには副作用の危険性がありますので、摂取の際には少し注意が必要になります。
EPAの副作用
EPAには副作用として、下痢、げっぷ、吐き気などが報告されています。私もEPA配合のサプリメントを飲んでダイエットをしていましたが、軟便の症状を強く感じ、何日か便秘に悩まされたことがあります。また、1日3g以上のEPAを摂取することで血液が凝固する力が弱くなってしまい、出血しやすくなることから、鼻血が出やすくなることもあると言われていたりもします。
確かに副作用はありますが、本当はあるのにない、と言われるよりも、あるならあると言われたほうが安心できます。EPAの副作用は程度がそこまで大きくないですので、どのような副作用があるのか事前に把握しておけば、安心して飲むことができるはずです。
サバ缶はEPAの副作用を起こしやすい?
EPAは青魚に多く含有される成分ですが、特にサバに多く含まれていると言われています。だから、サバ缶ダイエットに注目が集まったというわけなんですね。サバにEPAが多く含まれている、という点に注意が必要なのです。
サバの水煮には1缶あたり3,000mgほどのEPAが摂取できるということですので、1日3g(=3,000mg)以上摂取できることになります。EPAの副作用にも書いたとおり、1日3g以上のEPAを摂取すると血液を固める力が弱くなるので鼻血などの副作用を引き起こしてしまいやすくなります。サバには確かにEPAが多く含まれていますが、もしサバ缶を食べるのであれば、1日1缶の半分ぐらいが目安となります。
EPAの副作用を起こさないために過剰摂取を控える
まず第一に摂取目安量を守る
EPAの1日の摂取目安は1〜2g(=1,000〜2,000mg)と言われています。ダイエットに効果的と聞くとたくさん食べるほどいいと思いがちですが、そうではないということです。副作用の危険性がある限り、1日の摂取量を守ることが何よりも大事だといえます。ただ、食材だとEPAの含有量がわからないので、そこまで詳しくない人はサプリメントなどで摂取するのがおすすめです。
EPAサプリや食物繊維配合サプリを摂取する
GLP-1という痩せるホルモンは小腸を刺激することによって分泌されやすくなると言われています。その小腸を刺激するのがEPAや食物繊維と言われています。食事から摂取することもちろんできますが、1日の摂取目安量がどの程度なのかいまいちよくわからなかったり、また、毎日同じものが食卓に並ぶというのは理想ではありません。
こういうときに頼りになるのがサプリメントです。最近はEPAを配合したサプリメントが普及していて、数も多くなっています。サプリメントであれば「EPA含有量:1粒あたり●●●mg」といったような表記があるので、過剰摂取を避けられます。また、いちいち魚を調理する必要もなければ、お財布にも優しく、また、青魚な嫌いな人でも手軽にEPAを摂取できます。